SM川柳
この記事の続きです。
「SM川柳」様のコメント欄にご寄稿された祥子様の句です。
これ程までに素晴らしい句をコメント欄に埋もらせていては勿体ない。
是非、弊ブログで光を当てたいと思いました。
誠に恐縮ですが、弊ブログにて見やすいように私の方で少々編集させて頂いております(言葉は当然変えてません)。
いずれにいたしましても、全ての著作権は祥子様ならびに悪鬼様にございます。
ご関係者様、不都合等ございましたら、ご遠慮なくコメント欄にてお知らせ下さいませ。
即時に対応させて頂きます。
それでは・・・。

降りしきる
雨が欲しがる
熱き肌
雨が降っているんだから、だれもこっちを見ていないよ。
そう仰ってわたくしの前開きのワンピースの釦を1つづつ外していかれるのです。行き先はコンビニエンスストア。胎内に仕込まれた玩具の真珠に触れる部分だけはスイッチをONにして・・・。
落としたら、お仕置きだよ。コンビニでワンピースの前を開けさせるからね。そのかわり抜けそうになったら、ワンピースの前を広げて自分の手で元の位置に戻すんだ。
そんなわたくしの淫楽に火照った身体を、傘の中に振り込む雨の滴が舐めてゆくのです。
お買い物から帰るころには・・・Gカップの乳房の肌までも雨に晒されてしまうことでしょう。
冷ややかな
声とうらはら
支配欲
いつお逢いしても、主様から「逢いたい」という言葉を
いただくことはありません。いつも冷たい声でわたくしを遇するのですが、だからといってわたくしを解き放ってはくださらないのです。
縛る手に
肌擦り欲す
主の熱
決して抱きしめてはくださらないので、冷徹にわたくしの衣服を剥き下ろし、縄を掛ける手の甲の熱ですら感じたいと・・・つい肌を擦り寄せてしまうのです。
見下ろして
欲情しろと
踏む乳房
そんなわたくしに、欲しいのは恋情ではない、お前の欲情なんだよ、と床に引き下ろし・・・見下ろす様にして絞り出されたはしたないGカップの乳房をしたたかに踏みつけられるのです。
欲しいのか
答えを言えぬ
主の声
そんな仕打ちをされても・・・お慕いした方を求める気持ちは高ぶるばかりです。立ち上がる乳房の先やもじつく腰を見た主は仰るのです。「欲しいならなにが欲しいのかはっきり言いなさい。」と。わたくしがその言葉を口に出来ないのをご存知で、何度も何度も・・・主が欲求に我慢出来なくなるまで責めは続くのです。
欲張りと
責め思い出す
帰り道
これほどに濃やかな時間を過ごしても、帰り道の車の中では与えられた責めを思い返して、もう一度・・・と願ってしまうのです。わたくしったら、欲張りですわね。
頷きが
満たす主の
征服欲
ソファーに腰掛ける主の足許に跪きご奉仕をさせていただくとき、必ず聞かれる「美味しいか?」の問い。喉奥まで咥えさせていただいたまま、視線を上げてこっくりと頷いて答える、この一瞬主様はとても幸せそうなお顔をなさるのです。
写欲呼ぶ
縄くいこみし
白き肌
いつもはお写真を撮るなどとは仰らない主が、わたくしを縛り上げて畳に突き倒すと予告も無くカメラを取り出してシャッターを切られたのです。なにが・・主様を刺激してしまったのでしょうか。
ほしいの・・・と
「慾」の字を書く
吾が想い
縛られ、突き倒され、口元に宛てがわれた主様の足の指を舐めさせられていても・・・欲しいのは「主様だけ」なのです。
口に出さずに心の中で繰り返す「主様がほしいの・・・わたくしだけの主様に・・」の<ほしいの>に<欲>ではなく<慾>を書く女心を、きっとご存知ないのでしょうね。
抗いも
欲得づくかと
罵られ
片足吊りの恥ずかしい姿に・・・どうしても太ももの狭間を露にすることができず、抗ってしまうわたくしの肌を房鞭で撫でる様にして仰られたお言葉なのです。
お仕置きが欲しくて抗ったわけではないのに・・・ひどいです、主様。
五欲とは
聞かれ答える
主の名
五欲とは人の本能的な欲のことを言う仏教用語だそうです。祥子の五欲はなんだい、と聞かれて・・・わたくしは主様の名を5回答えたのです。
欲動か
蠢く腰に
玩具責め
今夜はなぜか縄を解いてはくださらないのです。高手小手に上半身を縛め、下肢をM字に拘束されたわたくしが・・・疼きに震え・・たゆんと揺らしたGカップの乳房を見つけた主様は、縛られただけでおねだりかと、わたくしの花びらに玩具を咥えさせるのです。
強欲と
嘲られても
望む責め
いやと・・呟く様に口にして、おゆるしください・・と哀願しても、「どの言葉も結局は欲しいということだろう」と、「祥子は強欲だね」と主様は嘲る様におっしゃるのです。
わたくしの心の中など・・・お見通しなのですね。
欲しいのと
口に出せずに
舐め啜る
ソファーにゆったりと腰掛ける主の前立てを開けて
脚元のラグに座ったわたくしは
もう20分も口唇でのご奉仕を続けているのです。
身体はもう恥ずかしいくらい反応して・・・
でも、自分の口からは「入れて欲しいの・・・」なんて
言う事なんかできないんです。
早く気づいてほしくて、口戯を激しく・・淫らに繰り返してしまう。おねがいです・・・気づいて・・・ご主人さまぁ。
淫欲に
染まる瞳を
捉えられ
いやです・・・って言葉で拒否をしても
顎を掴まれ顔をあおのけられて瞳を覗かれた途端に
与えられている責めに感じてしまっていることを
見抜かれてしまうんです。
だから・・・おねがい・・・わたくしを見ないで・・・
そう哀願してしまうんです。

Re: 欲情の果てに