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嫉妬の代償(罰)


 男は静かに電話を切った。
 怒りもしなければ苛立ちもなかった。
 ただ、今夜はなしだな・・・と思った。男はゆっくりとソファに腰を下ろす。


 あの女は私の女だ。何故なら、私がそう決めたからだ。

 男のSadism、その血が騒ぐ。
 何度でも言おう。あの女は私の女だ。何故なら、私がそう決めたからだ。
 男のペニスがスラックスの中で勃起し始めた。それはすぐに屹立し、傲慢なまでの力強さを示した。

 過去何人もの女がその剛直の男根で貫かれ、逝かされ、狂わされた。

 欲望の透明な液がとめどなく溢れ出ていた。少しでも手を触れれば射精してしまいそうだ。
 これ程までに欲望を感じたのははじめてだった。
 だがオナニーなどするまい。

 あの女は私のものだ・・・。







 






 見せた罰
 この鞭受けよと 我打ち据えし
 きみが白肌 緋に染まりゆき...

 昨夜、私はきみを思って勃起した。
 これはその罰だ。
 自分の中のMasohismをとくと知るがいい・・・。

 「若い男を逝かせたくらいでS女のつもりか」

 





 責める程
 濃厚フェロモン漂わす 罪なる女に罰与えん
 頬への制裁 平手打ち据え...

 過去の男たちはみんなきみの虜になったそうじゃないか。
 男の扱い方をよく知る女だ。
 そして、男の惑わし方も・・・。

 





 仁王立ちて我命じ
 跪き口唇奉仕 強制フェラ
 きみが喉奥突き入れて 罰の苦しみ 体に知らしめ...

 きみは熱心に唇と舌を駆使しながら、私を見上げ、私の目を見つめ続けていた。
 私は何度も射精しそうになった。
 きみはそれをわかっていたはずだ・・・。

 「その唇でこれまで何人の男を楽しませた?」

 




 過去の男の数言わせ
 何度逝かせたその唇で
 拷なる尋問 答えぬきみに 蝋の罰...

 今日の化粧は私好みだ。
 真紅のルージュ。色濃く漂うエロスの香り。
 いい女だ。私は心の底からそう思った。

 「これは熱蝋だ。その体、さらに朱に染まるがいい」

 自由を奪われたきみの体が、焦熱の責め苦に身悶える。
 きみの美しく白い体が、熱蝋の苦しみと共にみるみるうちに無数の朱に染まっていく。
 私は無言で熱の滴りをきみの体に垂らしながら、じっときみを見つめていた・・・。 

 




  
 足開け
 M字開脚 強引に
 昨夜の罰と うねるバイブを 咥えさせ...

 私は極太の黒バイブを手にし、きみの女陰を弄んだ。
 女の敏感な部分をいじめ抜く。
 そして機を見て、私は強くそれをきみの中に突き入れた・・・。

 


 
 
 尻上げよ
 血管浮き出る男根棒
 これが罰だと 貫き犯し...

 私の男根は火照りきみを犯すのに充分な熱と硬さを持っていた。
 先端からはカウパーがとめどなく滴れつづける。
 私の男根が、きみの中の柔肉を欲していた・・・。

 「四つん這いだ。尻を高く上げろ。私の方に向けるんだ」

 私はきみを深々と貫いた・・・。

 





 我の許可なく逝った罰
 今夜終わらぬ 男根責め
 きみ泣き狂い 哀願涙見せようと 責め立て続けん容赦無く...

 私はきみを犯しつづけた。
 きみが最も苦しみ悶えるリズムを掴み、冷酷に男根の出し入れを繰り返す。
 時に強く打ち抜くと、きみは甲高い雌声を上げた。

 





 きみが存在何故に
 我の罰受く定め故と
 美しき その罪深さ 思い知らしめ...

 男と女の関わり方数あれど、私はこうだ。
 SMという言葉では全く足りない。
 心と心の関わりだ。
 男は女を責め犯し、女は男に責められ犯される。
 そこに本当の男と女の姿がある。本当の心と心の関わりがある。

 故に私はきみを犯す。これからもずっと・・・。

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罰の後。

夜の深い静寂が部屋に戻る。

私はきみの涙をそっとすくった・・・。








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